勇者 対 マケット 01 |
■プロローグ■ 「おお、ゆうしゃよ よくきた! さっそく このキットを つくってほしいのじゃ」 おうさまは ひとごとだとおもって きがるに いいました 箱の中には部品がギッシリ詰まってるが、不要部品も多いぞ。それは、他のキットの部品を流用しているため。黒いランナーは同社のT-34/85の部品、その上のキャタピラや右下のエンジン部分は別売のアクセサリーキットの流用。 新規パーツは砲塔と初期型転輪、機関室まわりのみ。車体をT-34/85と共用かあ。不安 +2 新規パーツを見る。表面が荒れているのは、金型の表面処理を適当に済ませたのではなく、実写の荒々しさを再現したため・・・部品の取り付け穴の中心がずれているのは、実車もそうなのだろう・・・と自分に言い聞かせる。画像では分からないけど、下にあるフェンダー部品は再生プラスチックなのかしらんけどマーブルですよ。不安 +3 新製品とは思えないバリだけど、きっと簡易インジェクションなんだろうなあ。細かい部分のあまりにもおおらかな彫刻が、そんな細かいことなど気にしないロシアの大地を感じさせる。ジャブローに降下する兵士のように「作れるのかよ!?」って言うよ? 不安 +1 今回は不要部品ではあるけど、T-34/85の部品はあいかわらずこんな具合。日本なら間違いなく不良品扱いだぜ。 さて、組み立て説明書の初っ端からこんな指示。こことここを切り取れって、簡単に書いてるけど実際にやるのめんどくさいだろが。こんな面倒事をいきなりやらせるのかよ! ロシアの獅子はユーザーをいきなり奈落の底に突き落として、やる気を試すつもりらしい。 ゆうしゃは こんらんしている! つづく。 (2003/05/07) |
■1日目■ 作業開始前に、ルールを決めてみた。俺がルールだ! 石炭も産出するぜ! 1・プラモは1日1時間! 高橋名人も言っていたし、他にもやることあるしな。 2・素材を生かし、徹底改造はしない。 パーツ流用や自作ばかりしてたらマケットのキットを使う意味が無いし、 ゆくゆくは暮らしの手帳並にドラゴンとの比較をやりたいので。 そもそも、細部にこだわると完成しなくなりそう。 まずは中性洗剤希釈湯で浸け置き洗い。離型剤の激しい付着は無さそうだけど、ロシアキットと いえば離型剤べったりT-35の記憶があるので、ここはお約束通り。これぞ形式美! そして、いよいよ作業開始! ・・・で、はじめがこれだ。難度は高くないけど面倒なので出鼻をくじかれるという、最初に持ってくる工程じゃないな。なんというか、ドラクエの最初の敵がヒットポイント500のスライムって感じ。(別に順番にやらなくてもいいだろというツッコミもあるかと思いますが、そこはそれ勇者ですから) ここで、勇者は文明の利器、モーターツールでこれに対抗! ツゥイーーーーーンギョッギョッギョッギョッギョッツゥイィィィィ。勝利! でも最後は自分の手でヤスリがけ&パテ盛り。範囲が広いので地味に面倒。 見事にのっぺらぼうになりましたとさ。 前端を7mmカットする指示だけど、切断面は装甲板表面に対して直角ではなく、完成した時に地面に対して直角になるようにしよう。でも、本当はカットしない方が後悔しなくてすむと思います。 あ、説明書には指示がないけど、前面装甲板の上端中央(左の赤丸部分)は、切り欠き無し&バルジ無しの状態にしよう。 そういえば、このキットの箱には「10才以上の方に」という注意書きがあるけど、10才の手に負えるのか、これ? 今の10才ならできるのか? 少年モデラータイガ君にぜひ作ってもらわねば。 そんなところで時間切れ。今日はこれくらいにしといたるわ。 (2003/05/08) |