円盤獣

CHOCOLATE UNIT製の話題(?)のガレージキット、1/144「オブイェークト279」を作ってみるよ!


組み立て前。本当はバリだらけだったけど、お見苦しいので除去した状態。

実車の履帯はフチが櫛状だけど、キットでは量産のことを考えてフチが一直線。ここにちまちまと切り込みを入れるだけで、かなり印象が良くなるのでオススメ。内側の履帯2本は前後以外はほぼ見えないので、この工作は左右外側の2本だけで充分。
なお、足回りは現場合わせで擦り合わせる必要がある。各パーツの寸法誤差が蓄積していて、車体下部の張り出しと内側の履帯が干渉してしまうのだ。原型作ってる時に気がつかなかったのかよ。

砲身はエバーグリーン社のプラ棒で作り直したよ。型から外す時に砲身が曲がっちゃってたし、パーティングラインを削って真円を出すのめんどくさいしね! 砲身は1.6mm径、排煙器は2.3mmくらいの物を使用。長さはキットを参考に。しかしこの砲身、本当に長いな。
他は基本的にストレート組みの予定だったけど、今回の作例はオブイェークト279の貴重な資料を提供していただいた方へ進呈する物なので、ライトガードと砲塔リングガード(かな?)を銅線で追加工作することにした。これらは細い物なので省略した部分で、工作自体は難しくはない。形状は画像のような感じ。

塗装〜完成は次回!
(2006/02/24)

完成〜!

ひどい気泡や細部の欠けもさほど無く、組み立てはオリンピックを横目で見ながらディテールアップ込で数時間で完了。気泡埋めに光硬化パテ大活躍ですよ。
原型(左)と比較。リングガードなどの追加や履帯フチの加工をすると、やはり見栄えよくなりますな。

足回りについて「寸法誤差が蓄積して」とか書いたけど、よくよく資料と照らし合わせたら履帯と車体を繋ぐビーム部分の幅がやや広いのが最大の原因だと判明。最後に突貫で作ったパーツなので何か勘違いしていた様子……何やってるんだ俺。
これはドラゴンのIV号戦車並にリニューアルが必要だな。

ついでなのでWTMのT-80とも並べてみる。
279の130mm砲の長さに奥様うっとりレーザー。しかしマズルブレーキで嵩上げしてるだけで砲身そのものは同じくらいの長さであり誰にも気付かれること無く砲身を長く見せるシークレット砲身。

今回は博物館展示車両の再現だけど、試験中の実車写真にあるキューポラ上のライトを付けたり、実戦配備想定でDShK対空機関砲やシュノーケルパイプを付けたり、さらにはアップデート型まで妄想して爆発反応装甲を追加したり(やりすぎ?)。俺の妄想、夢、パワー。
(2006/03/01)

もう1回許されるだろうか。

極秘入手した、とある年の革命記念パレードの写真。70年代前半だと思われる。

自分用にもう一つ組んでみた。
また普通の塗装をするのも面白くないので、革命パレード参加車両という設定にした。もちろん実際には無かったことなので、式典用の白ラインはT-72などのニュース画像を参考にして、自分なりに想像して描き込んでみた。どう? それっぽいかにゃー。はじめに塗った色が気に入らなかったので塗りなおしたら、半ツヤになったけど式典用だからちょうどいいかも。

戦車兵はウイングクラブコレクションの飛行兵を小改造。砲塔上の重機関銃をWTMのT-80から移植しようかと思ったけど、何かもったいない気がして止めた。
よくよく考えたらこれって車高を下げた状態なので、このままパレードってのは変かとも思ったけど、いちいち作り直すわけにもいかないので、やがて六鹿は気にするのを止めた。
(2006/03/08)

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