■1/35・フルスクラッチ「オブイェークト279」その13■(2011/03/10)
気がつくと半年近く更新していなかったけど、その間も原稿などの合間にこっそり作業を進めていたので、足回りパーツの原型が概ね揃ってきた。ちょっと前までは作業部屋が驚きの寒さでやってられんかった。まあ暖房入れればいいんですが。
画像クリックで小さくなります。
サスアームが面倒な形状の上に左右作らんといかんのがもうね。責任者、出てこい!(懐かしいな)上部転輪支持架やダンパー等はずっと忘れたフリをしていたら、うっかり本当に忘れてたのでちまちま作った。
あとは現在製作中の起動輪支持架が出来次第、地下秘密工場で例のBGMを流しながら量産&最終テストに入りますぞ。
■1/35・フルスクラッチ「オブイェークト279」その14■(2011/04/19)
足回りパーツの原型がすべて揃ったので型取り複製!……と思ったら、サスペンションアーム取り付け部も複製が必要ではないかと物言いが付き、審議の結果、複製は延期となりました。確かに、多数のボルトが付く小パーツを24個も同じ精度で作ってられん。
で、そのサスアーム取り付け部が収まる、足回り左右の桁パーツを確認していたら、桁パーツ自体のちょっとした工作ミスが発覚したので少し分解して修正中。中々先に進めない。こんなことでクリスマスまでにアントワープにたどり着けるのかねヘスラー君?
■1/35・フルスクラッチ「オブイェークト279」その15■(2011/05/31)
足回り左右の桁パーツ続き。
前回の工作ミス修正のついでに、工作精度の甘い部分もついでに作り直す。今見ると、何でこんな精度の出ない構造で組んだのか不思議。昔に比べると良いプラ素材も、工作機材もあるんだよ。活用しないといかんね。
あと、この桁パーツの長さが微妙に側面図と合わないのがずっと気になってた。
側面図と底面図で違った、ような……と、気のせいで済まそうと思ったんだけど、CAD作成の図面でそんなの絶対おかしいよと再検証したら、自分の単純な解釈ミスだと判明(ヒント:張度)。即修正して事なきを得た。
他にも、転輪の間隔を均等だと思い込んで材料を切り出そうとしていたりと、俺って、ほんとバカ。
とか何とかやっているうちにサスペンション基部の原型もどうにか完成したので、ついに足回りパーツ量産の刻! 饅頭以外はもう何も恐くない。
■1/35・フルスクラッチ「オブイェークト279」その16■(2011/06/15)
1/35と並行して、ワンフェスに向けて1/144のオブイェークト279改訂版製作開始。
原型の隠密スキルが高すぎて未だに発見できないので、複製失敗品を芯にすることにした。失敗品といっても湯口にデカい気泡が入ってるだけだし、どのみちプロポーションを弄るのでディテールはかなり作り直しだし、足回りは完全に作り直しだし、男は狼だし。
1/35の方は足回り先端部分を追加資料を元に修正中。足回りパーツの複製は1/144キットの量産の時についでにやる予定。
■1/35・フルスクラッチ「オブイェークト279」その17■(2011/09/07)
ワンフェスの1/144キット量産と平行して量産した足回りパーツの整形をしているのだけど、やってもやっても終わらねえ! だ、誰か止めてくれぇ〜。うわらば。
転輪とかが多いのはドイツ重戦車を思えば許容できるが、キャタピラ、てめーは駄目だ。
何とかこれだけ整形出来たけど、さらにこれの3倍必要だと……?

画像を見ると丸分かりだけど、気泡逃げが不十分で途中まで特定の角に気泡が入ってた。そのせいで約1割が修復不能となったけど、センターガイドの注型不良がほぼ無かったのは進歩だ(前はかなり失敗した)。
■1/35・フルスクラッチ「オブイェークト279」その18■(2011/10/09)
足回りパーツの残り。
はるか昔、「その7」で「起動輪支持架基部の正確な工作のために、車体裏を一部くりぬく必要がある」とか書いたけど、車体裏側の一部を削り込んでから自作のゲージをセットしてパテ盛りしたら、あっさりと基部完成。

この部分は水平ではない上に車体に一部めり込んでるので、大ババ様も「くり抜くしかないよ……」と言ってたけど、くり抜く前に解決して本当に良かったというか、気づくのが遅すぎる俺。
で、そこに付く支持架も色々面倒だったけど、パーツ複製して何とか出来た。サスペンション周りも含め、このへんは1/144キットでは割り切って省略した部分なので、今回初めてちゃんと作ってみたら、当時の設計者の苦労が時空を超えて、今……俺に!? 迷惑だ! よそでやれ、よそで!
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